太鼓張り(古民家改修で江津和紙・棚の扉を作成)
ようやく朝晩の涼しさを体感出来るようになりました。
急な気温の変化にお気をつけください。
さて。
皆様、「太鼓張り」をご存知でしょうか。
太鼓張りとは、
組子の裏側・表側の両方に障子紙を貼る方法です。
「太鼓張り」は建具において、
力骨の両面に板や紙を張り、内部に空にする作り方です。
戸や間仕切り・襖などに用いられます。
組子には1cm程度の厚みがあるため、
障子紙を2枚貼ることでより空気を通しにくくなり、断熱効果が高まります。
また
障子に太鼓張りを行なうことで寒さ対策になるだけでなく、
桟にホコリがたまらなくなるメリットもあります。
(茶室の障子は、太鼓張りが多いです。太鼓張と言えば茶室!)